海外調査はなぜ高い?原因と調査費用を抑える3つのポイントを解説|Syno Academy



海外での市場調査を検討したことがある方で、国内調査との価格差に驚いたという人は多いのではないでしょうか。

実際に、海外現地の消費者に対して意見を聞くマーケティングリサーチの分野では、あらゆる調査方法においてコストの増大することで日本と同じようなマーケティング測定ができていなかったり、満足なデータを得ることができていない状況をよく目にします。

今回は海外調査がなぜ高いのか、そのカラクリとどのようにすれば低コストで調査を実施できるのかを徹底解説します!

目次

1. 海外調査の費用・スピード・品質の問題点

  • 調査費用が国内に比べて2~3倍
  • データを受け取れるまでに時間がかかる
  • 回答データクオリティが低い場合がある

2. 海外調査が高くなる2つの原因

  • 原因1 海外調査特有の追加工程
  • 原因2 調査会社のマージンによる金額上乗せ

3. 海外調査費用を安くする3つのポイント

  • 翻訳は海外向けに内容を調整する
  • アンケートシステムを利用して自社で画面作成をする
  • リサーチパネルはグローバルパネルプラットフォームを使用する

4. Syno Cloudが提供するグローバルリサーチソリューション

海外調査の費用・スピード・品質の問題点

「海外のインターネットリサーチは高い」と思っている方は多いのではないでしょうか?

海外のインターネットリサーチが国内とは構造や調査フローが違うため、コスト、スケジュール、データのクオリティの面で国内と同様にはいかない場合があります。まずは海外調査の問題点をご紹介していきます。

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調査費用が国内に比べて2~3倍

国内向けのインターネットリサーチは行っているものの、海外でのリサーチはその費用の高額さによって断念していることが多くあります。

海外調査費用は国内に比べて約2~3倍ほど高くなると言われており、その理由は調査の構造の違いや、調査会社の持つリソースの違いなどに原因があります。

データを受け取れるまでに時間がかかる

費用が高額であると同様に、海外調査のデータ回収に時間がかかってしまう理由には構造の違いがあります。

国内調査にはない翻訳や多言語設定の工程が追加されることによる作業日数の追加や、多くの国内調査会社は自社リソースでオペレーションを行うことができないためスケジュールのコントロールが難しい場合が多々あります。

回答データクオリティが低い

海外調査では、データのクオリティが落ちたことがあると耳にすることがよくあります。その原因のほとんどは海外調査に不慣れな担当者による、調査票の設計ミスや翻訳クオリティにあります。

海外消費者と国内消費者のスタンダードは時として大きく違う場合があり、日本人の感覚で調査設計をしてしまうと大きなズレが生じてしまう場合があるのです。

また、翻訳作業においても細かい日本的なニュアンスをそのまま翻訳をしたりすることで質問内容に齟齬が生じることに気を付ける必要がありますが、海外の調査経験豊富な企業が少ないのが現状です。

海外調査が高くなる2つの原因

ここまで海外調査の抱える問題点について指摘してきましたが、コストが高くなる理由はどういったものなのでしょうか。本章では、なぜ海外の調査費用が高くなってしまうのかについてご説明していきます。

原因1:海外調査特有の追加工程

海外調査では国内調査と違い、追加の作業工程が発生します。主に、翻訳費用と現地語の回答画面作成です。この2つの追加工程により、調査費用が上乗せになります。

翻訳費用によるコスト増大

調査票や回答の翻訳はリサーチ費用を圧迫します。よく国内データと海外の比較のために、日本用の調査票をそのまま翻訳しようとすると、親切な説明文や文章の選択肢によって翻訳費用が膨大なものになる場合があります。日本人向けの調査はネイティブ同士のやり取りになるため、文章が長くなりやすく、調査も複雑なものになりがちです。また、国内では自由記述設問は難なく理解できますが、海外だと自由回答は翻訳が必要になり、その費用はサンプル数が多くなればなるほど増大していきます。

多言語画面作成によるコスト増大

インターネットリサーチでは、回答を集めるためのインターフェースを構築する”画面作成”の工程が必要です。調査票に作成した質問内容をウェブ画面上で再現するために、アンケートシステム上にプログラミングをしていきます。国内調査では日本語の設定のみで確認作業、回収作業を行うことが可能ですが、海外調査では現地語の設定が必要になります。プログラミングが機能しているかを確認するための日本語の設定をした後に、実際に回答者が使用する現語を設定することで多言語設定のミス防止に役立てます。この作業が必要になることで、画面作成の工数は増え、結果的に画面作成費用が高くなるという現状です。

原因2:調査会社のマージンによる金額上乗せ

もう一つの原因として、国内の調査会社の多くが海外調査向けのリソースを自社で保有していないことが大きく関係しています。海外調査自体は、本来高額なわけでもなければ、海外のパネリストに高額な調査報酬を支払っているわけではないのです。自社にリソースのない調査会社は、海外に強い国内のパートナー企業、もしくは海外のパートナー企業に外部委託することで調査を実施します。そして、そのマージンコストで利益を得る仕組みになっているのです。

リサーチパネル費用の増大

国内の調査会社のほとんどは自社で海外のリサーチパネルは保有していません。よほどのグローバル企業でない限り、海外での消費者への大規模なリーチは難しく、これは当然といえるかもしれません。実際に海外調査を行う際には上記のようにパートナー企業へ依頼し、回答回収を行うため実際には2倍以上の回答費用になることがあります。

オペレーション費用の増大

国内調査をメインで実施している調査会社は、海外調査のための人材も持っていない場合がほとんどです。そのため、翻訳確認や現地とのやり取りなどを外部に頼るしかなく、結果的にオペレーションのコストが増大します。リサーチクオリティの担保のためにも、バイリンガルなスタッフがいるのか、海外調査の経験が豊富なのかというのは重要なポイントになります。

海外調査費用を安くする3つのポイント

では、上記のような問題点をクリアする方法はあるのでしょうか。海外調査は仕組みに問題があるだけで、その工程一つ一つを理解することで、大幅に調査費用を削減することができます。

まずは、翻訳についてご説明していきます。

翻訳は海外向けに内容を調整する

日本語は世界的に見ても非常に複雑な言語です。日本人向けに作った質問内容は文章が多すぎたり、質問が抽象的であったりする場合があります。

海外の調査では、できるだけ完結に質問文を作る必要があります。説明を補うためには、文章ではなく画像を見せるなどをすると有効かもしれません。日本語の文字数は多くなりやすく、それが翻訳金額を増大させる原因になります。

また、翻訳は日本語から直接現地語へ翻訳するのではなく、一度英語に直すことがスタンダートになっています。世界の共通言語である英語を軸にすることで、翻訳クオリティを担保するためです。例えば、日本語をドイツ語に翻訳する場合、「日本語→英語→ドイツ語」という順に翻訳を行います。

このような手順を踏むことから英語までは自社で翻訳をするというのも費用削減には有効な手段になります。

詳しい設計方法はコチラの記事でご紹介しております。

アンケートシステムを利用して自社で画面作成をする

アンケートの回答画面の作成は自分でも行うことができます。複雑なロジックや変わった調査の見せ方をしない限り、アンケートシステムを利用することで比較的簡単に作ることが可能です。しかし、利用するアンケートシステムを選定する上で下記の2点には注意しなければいけません。

・調査実施国の現地語に対応しているか
・リサーチパネルの使用に対応しているか

このように海外調査に対応したアンケートシステムを選び、自社でプログラミングすることで大きく費用を削減することが可能になります。

リサーチパネルはグローバルパネルプラットフォームを使用する

国内の調査会社が海外のリサーチパネルを持っていない場合、どのようにパネルを探せばいのでしょうか。

リサーチパネルはそのパネルを保有している企業のみが独占して利用することもありますが、様々なパネルソースを連携し、リサーチパネルプラットフォームとして提供している企業も存在します。

このようなパネルプラットフォーム企業は世界中のリサーチパネルを連携し、すべての国を同一のシステムでアンケート配信を行うことを可能にしています。パネルプラットフォームを利用することで、品質の高いリサーチパネルを直接利用することが可能になり、回答コストを現地価格で利用することができます。

リサーチパネルの仕組みの詳細はコチラの記事をご参照ください

Syno Cloudが提供するグローバルリサーチソリューション

Syno Cloud for Global Researchでは、世界80ヵ国を対象としたインターネットリサーチをシステム化し、オペレーションと価格の均一化を実現しています。

“Syno Cloud”は、CDaaS(サービスとしての消費者データ)プロダクトです。海外インターネットリサーチにおいても調査の各工程をカスタマイズしてご提供可能です。各項目の料金を組み合わせて、調査費用を算出していただけます。詳しい料金表は、下記よりダウンロードしていただけます。

65言語対応のアンケートシステム”Syno Tool”

また、インターネットリサーチには欠かせないアンケートシステムをご用意しております。

Syno Toolは日本語を含む65言語に対応しており、世界中でのリサーチに対応しております。初心者でも簡単にお使いいただけるインターフェースと、スクリプトによる複雑なロジックへの対応、日本語でのシステムサポートなど年間10万円で充実したサービスを利用することが可能です。

製品詳細・他社システムとの比較はコチラ

80ヵ国6000万人のパネルプラットフォームに接続

Synoのリサーチシステムは、世界80ヵ国6000万人を束ねるパネルプラットフォームへ接続が可能です。

パネルプラットフォームは様々なパネルソースを利用することで回答バイアスの防止、ISOやESOMARの定める国際基準をクリアした高品質なパネルを利用することができます。

グローバルリサーチソリューション詳細はコチラ

年間340件以上の調査経験

Syno Japanでは、年間340件以上の海外インターネットリサーチを行っており、海外調査の経験豊富なスタッフがお客様の調査要望に対して、適切なアドバイスやサポートをしております。グローバルリサーチについて、ご不明な点など何でもお答えいたします。お気軽にお問合せください。

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