2020年が遂に幕を開けましたね。 56年振りとなる東京オリンピックが楽しみな年でもありますが、2020年は新たな10年が始まる節目の年でもあります。過去10年間で、グローバル及びデジタル化が急速に進み、消費者や企業を取り巻く環境は大きく変化しました。 この先10年もそのスピードは加速していくことは間違いありません。
変化を前提とした消費者ニーズを正しく理解し、タイムリーなアクションに繋げるために、今一度現状の消費者データの収集、プロセッシング、レポーティングのプロセスを見直してみませんか?
Syno Japanは、消費者データ収集、プロセッシング、レポーティングを効率化するSaaS型ソリューションと、理想のプロセスを実現するためのノウハウを提供し、お客様視点のビジネスを実現するための消費者データプラットフォーム<Synoクラウド>をご提案しています。
お客様と初めてのミーティングの際に使用しているチェックリストがあり、今回は、「グローバルリサーチ(注1)」におけるデータ収集、プロセッシング、レポーティングの10のチェック項目と、消費者データをタイムリーかつ正確に理解し、アクションに繋げるためのチェックポイントをご紹介します。
(注1)グローバルリサーチとは?
国内外の消費者に対してアンケートを行い、消費者のニーズや満足度、広告効果測定などを把握するためのリサーチ。ここでは、インターネット調査での当社の見解を記載します。
1. データ収集
2. データプロセッシング
3. データレポーティング
海外の消費者やインバウンド観光客を対象としたグローバルリサーチを行う際に、最初のステップは「調査票の設計」です。 国内と違い、グローバルの消費者を対象にする場合は、各国の消費者の違いや回答傾向を考慮した設計を行う必要があります。
【☝チェックポイント】
国内の調査と異なり、海外の消費者を対象とする(海外の現地消費者や訪日外国人、在留外国人など)リサーチは調査言語への翻訳が必要となります。調査票の翻訳は、単なる翻訳ではなく、回答者が答えやすい自然な翻訳に気を付ける必要があり、事前にネイティブによる確認作業が必要となります。
【☝チェックポイント】
インターネットで調査を行う場合は、自社や第三者システムを利用して、調査画面を構築する必要があります。簡単なアンケート画面から、回答者負担を軽減するための複雑なロジック設定など、さまざまな用途に対応するシステムが必要となります。
【☝チェックポイント】
インターネットリサーチでは、回答者を自社で用意するか、または外部パネルを利用する必要があります。その際、自社あるいは外部パネルの調達プロセスを正しく把握し、効率化することが、パネルコストやスケジュール、調査のクオリティを最適化することが必要となります。
【☝チェックポイント】
回収したデータを精査して、不正回答を排除する必要があります。国内と比べて、グローバルリサーチは対象の国によって回答傾向が異なっており、国内と同じ方法では精査が難しい場合もあります。
【☝チェックポイント】
精査した有効回答データを分析し理解するために、集計する必要があります。一か国以上の国を対象とするマルチカウントリー調査の場合は、複数国の比較を効率化することも重要なポイントです。
【☝チェックポイント】
集計した回答を分析し、データから導き出されるインサイトを把握するためのレポートを作成する必要があります。グローバルリサーチでは、回答結果のみならず、回答者の属性情報や調査対象国に関するさまざまなデータを組み合わせて分析する必要があります。
また、定点調査や広告効果測定などは、時系列やキャンペーンの事前事後の比較も重要です。
【☝チェックポイント】
回答結果をわかりやすく可視化することで、データの専門性の有無に関わらずさまざまな部署で活用することができます。その際に、時系列や複数国比較、回答以外のデータとの比較や相関分析を容易化するためのダッシュボードは効果的です。
【☝チェックポイント】
調査結果を効率的に共有することで、異なる部署や支社間でデータ理解を効率化することができます。グローバルリサーチの場合、本社や各国の支社や代理店の間に情報の非対称性があり、タイムリーなデータ共有はその課題に対するソリューションとなります。
【☝チェックポイント】
獲得した消費者データをタイムリーなアクションに繋げるためには、回答結果(消費者の声)を自社や第三者のシステムに連携する必要があります。顧客満足度調査の場合は、カスタマーサポートのシステム、営業やマーケティングへの活用は、DMPやCRMシステムへの連携が効果的です。また、その他のプラットフォームと連携し、ビッグデータなどのIOTデータと連携することにより、より包括的な消費者データを元に分析することができます。今後は、蓄積した消費者データとAIとの連携も注目していく分野と考えます。
【☝チェックポイント】
国内企業の海外進出や訪日外国人、在留外国人の増加に伴い、今後もグローバルリサーチに対する需要は増えていくのは間違いございません。 この先10年の武器となる消費者データをタイムリーに活用した消費者視点のグローバルビジネスを実現するために、今一度、消費者データの収集、プロセッシング、レポーティングプロセスを見直してみませんか?
グローバルリサーチに特化したソリューションを提供するSyno Japanに、御社のグローバルリサーチにおけるデータ収集、プロセッシング、レポーティングの仕組み作りのお手伝いをさせてください。
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