インターネット調査では回答デバイスを想定した調査画面作成をしないと必ず失敗する!|Syno Academy

インターネット調査を設計する上で、気をつけたいのが回答デバイスです。回答デバイスというのは、アンケートをどんなデバイスを使用して回答するかということです。パソコンなのか、スマホやタブレット端末なのか、回答精度に大きく関わるため、軽視できないと言えるでしょう。

なぜ気をつけなければいけないのか、それは出現率(回答率)に密接に関係しているからです。

今回は、なぜ調査デバイスが出現率に関係するのか、アンケートの画面作成のポイント、国別の回答デバイスデータをご紹介します。

目次

1.なぜインターネット調査で回答デバイス(機器)に気をつけなければいけないのか

  1. 出現率(回答率)の重要性
  2. 携帯端末で回答者が調査を離脱するケース

2.海外調査では国別に回答デバイスの傾向がある

3. 国別の回答デバイスデータ

なぜインターネット調査で回答デバイス(機器)に気をつけなければいけないのか

出現率(回答率)の重要性

オンライン上でアンケートを実施する場合、出現率というものがパネルの価格(1回答あたりの単価)を決めます。回答をしてもらえるパネリストが減ればそれだけ調査コストもかかることになります。

インターネット調査では出現率がとても重要です。これは自社のオウンメディアでアンケートを実施する場合も回答回収数が減るため同様に重要な考え方です。

携帯端末で回答者が調査を離脱するケース

例えば回答者の大半がスマートフォンでの回答が想定される調査で1ページに1問ずつ表示した場合どうでしょうか?何回もページを更新しなければならないのは携帯端末には負担ですよね。

また、大量の選択肢を表示させる設問なども画面の小さいスマートフォンには不向きです。いかに回答者にストレスフリーな調査画面を作るかで出現率は変動します。

海外調査では国別に回答デバイスの傾向がある

インターネット調査でのレスポンシブ画面の重要性

国によってはPCやスマートフォン、タブレットのそれぞれの回答端末に偏りが出ます。

PC向けのみの画面だと大幅に出現率が下がる国もあります。例えばケニア、台湾、サウジアラビアなどでは約60%の回答者がスマートフォンで回答するためスマホでの回答を意識した画面作成をする必要があります。

配信システムはそれらを考慮した配信はしないためそれぞれの端末に対応したレスポンシブデザインのユーザーインターフェイスで調査画面を作成することは必須です。

国別の回答デバイスデータ

以下のデータは、弊社のパネリストが調査を開始する際に、その国の回答者がPC、スマートフォン、タブレットをどの程度使用しているかを示しています。

データは2017年3月〜4月のトラフィックに基づいて作成しています。サンプルの少ない国に関してはデータが少ないため作成しておりません。

国名(アルファベット順)  PCスマートフォンタブレット
アルゼンチン82%17%1%
オーストラリア68%21%10%
オーストリア69%26%5%
ベラルーシ68%28%4%
ベルギー74%19%7%
ボリビア48%52%0%
ボスニア・ヘルツェゴビナ67%33%0%
ブラジル80%18%2%
ブルネイ100%0%0%
ブルガリア87%11%2%
カンボジア97%2%1%
カナダ67%24%9%
チリ64%34%2%
中国67%31%2%
コロンビア68%30%2%
コスタリカ52%45%3%
クロアチア84%14%2%
チェコ82%14%3%
デンマーク65%25%10%
ドミニカ共和国40%56%3%
エクアドル69%26%5%
エジプト67%29%4%
エルサルバドル96%1%3%
エストニア92%4%4%
フィンランド64%29%7%
フランス79%16%5%
ドイツ77%17%6%
ガーナ45%49%6%
ギリシャ80%15%5%
グアテマラ53%45%2%
香港66%31%3%
ハンガリー74%23%3%
アイスランド56%38%6%
インド61%37%2%
インドネシア65%32%3%
アイルランド66%24%10%
イスラエル64%35%1%
イタリア73%23%5%
日本66%31%3%
カザフスタン92%3%5%
ケニア31%68%2%
ラオス98%2%0%
ラトビア79%18%3%
リトアニア72%25%3%
マレーシア67%30%3%
メキシコ78%19%3%
モロッコ65%30%5%
ミャンマー42%54%3%
ナミビア51%44%4%
オランダ81%12%8%
ニュージーランド70%22%8%
ナイジェリア41%53%5%
ノルウェー62%28%10%
パキスタン83%15%2%
パナマ56%41%3%
パラグアイ58%41%1%
ペルー71%27%2%
フィリピン64%31%5%
ポーランド86%12%2%
ポルトガル82%15%3%
プエルトリコ55%42%4%
カタール58%42%0%
ルーマニア70%27%3%
ロシア81%15%4%
サウジアラビア39%57%5%
セルビア77%21%3%
シンガポール57%39%5%
スロバキア81%14%5%
スロベニア80%17%3%
南アフリカ59%32%9%
韓国57%42%1%
スペイン77%18%4%
スウェーデン58%35%8%
スイス70%23%6%
台湾32%65%3%
タイ56%40%4%
チュニジア62%38%0%
トルコ64%34%2%
イギリス66%23%11%
ウクライナ88%8%4%
UAE59%38%3%
ウルグアイ62%36%2%
アメリカ67%25%7%
ベネズエラ90%7%2%
ベトナム58%39%3%

最後に

このように国によってを回答するデバイスにはそれぞれ違いがあります。上記のポイントを意識してアンケート質問を作成することで海外調査でもより有益なデータを取ることができると思います。

Syno Japanでは海外調査の経験豊富なリサーチャーが、お客様の調査要望に対して適切なアドバイスやサポートをしております。わからないこと、聞いてみたいことなど何でもお答えいたします。お気軽にお問い合わせくださいませ。