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お客様インタビュー

大学IR推進室との授業評価アンケートシステムの共同開発|学校法人芦屋学園様

4月 27, 2020

※本記事は2020年4月作成の再掲です。Koeeruの前身となるSyno Japan社が作成しています。

Synoと芦屋大学の取り組みについて

芦屋大学様とは大学でのIR(インスティテュート・リサーチ)業務の効率化を実現するためのソリューションであります、「Syno Cloud for Academic IR」を共同開発させていただきました。Syno Cloud for Academic IRとは授業評価アンケートの実施から、回収データの集計・分析、各教員様へのフィードバック、報告書の作成などをシステムにより自動化するソリューションです。本日は芦屋大学にてIR業務を担当しており、弊社ソリューションの開発アドバイザーであります、若杉祥太先生にお話しをお伺いさせていただきます。

本日はよろしくお願いいたします。まずは若杉先生の大学での担当業務を教えていただけますでしょうか。

よろしくお願いします。普段の授業では、学部や大学院で情報科教員養成のための教育方法学やデータサイエンスなどの情報数理学、コンピュータサイエンスなどを主に指導しております。また、FD委員長として、学生の学修行動や学修成果、教員の授業評価などを調査、教員への各種研修を企画実施しております。その他、IR推進室業務として、上記の調査に加え、教学上の様々なデータ収集蓄積・分析と可視化を行い、効果的に大学運営上の問題解決や意思決定へ繋がれるように努めております。

芦屋大学様がIR業務で抱えていたデータ集計と分析の課題

なるほど。IR推進室では様々なデータを統合・蓄積をして、可視化することが求められるのですね。では次に、今までIR業務上で若杉先生の感じていた問題点を教えてくださいますか?

IR業務の一つとして、FD委員会と協力し、教員の授業評価アンケートを実施・分析を行い、効果的なフィードバックを行うことで、今後の教学改善につなげることがあります。

しかし、授業評価については、以前より紙媒体からWEBによる調査を行っておりましたが、その調査分析、フィードバックには多大な業務負担があること、外部委託の場合にも多大な費用がかかることが課題としてありました。

FDを担当している傍ら以前のフィードバック方法では、教員が個別授業ごとに過年度の授業からどのように改善され、どこが課題で、どこから改善を試みれば良いのかわかりづらいことが何よりも重要な課題として考えておりました。そのため、データの収集分析のみならずプラットフォーム化による効果的な活用の支援を得意とされているSyno Japan様にご相談することなりました。

データの収集、集計・分析、報告の一連の作業の煩雑さに苦労していらしたのですね。様々なデータを取り扱わないといけないIR業務ならではのお悩みですね。

IR推進室が直面する課題

Syno Cloud for IRで実現したデータの最適化と業務負担軽減

では、弊社のシステムを利用後、業務にどのような改善が見られましたか?

この度、御社にお願いし、開発した「Syno Cloud for IR」は調査結果を教員一人ひとりに個別最適化し、フィードバックが可能なシステムです。これにより、今までは不可能であった教員が個別に必要な時に結果を見たい授業ごとに経年変化や全体と比べた位置づけ、自身の授業の優れた点や改善を要する点などを見ることが可能になりました。

とくに、教員の方々からは、今後授業のどのような所を改善すれば学生の満足度の向上につながるのかわかるようになって良かったという意見が多数寄せられました。

また、管理者としても操作が容易な仕様で助かっていることや任意の報告書出力が可能な点が非常に助かっております。

嬉しいお言葉ありがとうございます。シノのアンケート実施から集計・分析だけでなくレポートまで一気通貫で行えるシステムの強みと、IR業務とのニーズがマッチした結果ですね。

芦屋大学様ダッシュボード事例

今回、弊社も新たな試みとして大学IR向けのデータプラットフォーム「Syno Cloud for IR」を開発させていただき、その開発アドバイザーとしても若杉先生にはご協力いただきました。特にデータ分析の肝となるダッシュボード開発には全面的な監修をしていただきましたが、本ダッシュボードではどのようなデータ分析が可能になるのでしょうか?

従来の一般的な授業評価アンケートでは、教員や学生から単方向型の調査による結果を返してしています。しかし、それでは自身の授業に対して絶対的な結果しかわからず、教員の授業改善の意識へとはつながりづらいということがよくあります。

 そこで今回は、授業評価アンケートを以下のように実施しました。

・教員と学生の双方向型の調査を実施(自身の評価)
・各教授技法に関する調査を実施(授業の評価)
・上記の相関分析を実施(授業の満足度)

 これらをSyno Cloud for IRとしシステム化することで、WEB調査に始まり、分析と可視化、個別最適化されたフィードバックが可能になりました。

 具体的には、以下のような分析などが可能になりました。

①による分析と可視化により相対的な結果が把握できる(個別授業、全授業)
②による自身の授業への取り組みの意識と学生の認識の相違による優れた点や改善を要する点が視覚的に把握できる
③により①の授業満足度と②各教授技法の相関が把握でき、どの教授技法が授業満足度につながるのか、どの教授技法を改善することで授業満足度につながるのかが把握できる。

 以上のようなことを用いることで、教員は自身の授業の単なる結果だけでなく、改善への手立てが具体的に把握することができるので、今後の授業改善への一助へとつながりやすくなります。

Koeeru Cloud for IRダッシュボード(上記は一例です)

今後のSyno Cloud for Academic IRの展望

わかりやすく解説していただきありがとうございます。では今後シノに開発を期待するシステムはございますか?

Syno Cloud for Academic IRは、学習性(学習時間をあまりかけずに使用できるか)、効率性(効率よく使用できるか)、定着性(使い方がすぐに身に付くか)、操作性(誤操作が生じにくいか)といったユーザビリティの特徴を持ちます。そのため、使い方が分からないというような問い合わせはほとんどありませんでした。

今後の期待としましては、やはり効果的なデータの活用方法をご支援いただくことです。昨今大学では、多種多様な調査や報告の必要性が高まっているため、膨大なデータの処理や良い活用方法がないか模索しております。そこでやはり今回のようなIR(授業評価)のためのプラットフォームは教員への個別最適化されたフィードバックと活用という点で大変効果的でした。

そのため、今後は様々な調査などを統合することに加え、必要とする各部署各担当者へ様々な実証知見をもとにした効果的な(意味のある)の活用をご支援・ご提示いただければ幸いと考え、今後の展開に期待しております。

ありがとうございます。今後も大学様の抱えるデータ管理の課題解決にお役に立てるよう、様々なシステム開発を進めてまいります!本日はどうもありがとうございました!

IR推進室向けデータプラットフォーム”Syno Cloud for Academic IR”とは

Syno Cloud for IRはIR業務をシステム化し業務負担軽減、低コストで行えるデータプラットフォームです。各学校に合わせて柔軟に対応できるカスタマイズ性も持ち合わせ、大学監修システムのため、安心してご導入いただけます。

ご興味ごさいましたら下記よりお気軽にお問合せくださいませ。

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